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木成り越冬 甘夏 　『甘夏』のご先祖様は『夏みかん』。『夏みかん』はとても酸っぱくて、砂糖などをかけないと食べられなかったのですが、『夏みかん』の変異で美味しく作りやすい『川野甘夏』（大分県の川野さん宅）が発見され、昭和30年頃から全国的に増殖されました。 　外皮がちょっとゴツゴツしているのも川野系甘夏の特徴です。 　上門農園の甘夏もこの『川野甘夏』。国のパイロット事業で開拓された、大変日当たりが良く温暖な畑で栽培されています。（ここで天気の良い日に食べる弁当は最高です。） 　 　甘夏は、通常は寒気に当たって酢上がりするのを防ぐため、12月頃に収穫・貯蔵して３月くらいから出荷されるのですが、温暖な気候の上門農園の畑では、樹の上で越冬・熟すのを待って３月下旬から５月にかけて収穫してすぐに出荷、と言う離れ業が出来るのです。 　長いこと自然の中で育つので、表面が多少よごれていたりしますが、味が濃く、ジューシーなのが特徴です。もちろん、収穫後の防腐剤やワックスも使っていませんので、マーマレードなどにも安心してお使いいただけます。 めちゃくちゃ日当たりの良い畑です。 ここでの弁当は最高です！！ 休みの日は僕の息子も収穫のお手伝い。 　 　 *********甘夏の まめ知識********** 南向きの斜面に作られた段々畑。 いっぱい光合成をしているようです。 体のヘルパー、クエン酸 　甘夏の酸っぱさの正体はクエン酸。肩こりの予防・疲労回復・風邪の予防や回復、腸の働きを活発にする作用などなど。季節の変わり目で体調を崩しやすい春先にピッタリの果物です。 　また、クエン酸は血液をアルカリ性に保ち、細胞の老化を防ぐとともに、ダイエットにも効果があると言われています。 甘夏に含まれるビタミンA・ビタミンC 　色白や美肌に効果を発揮！！お産を控えた方などは、ビタミンCの補給を甘夏でどうぞ（1日２個） 皮にはペクチンなど食物繊維がたっぷり！！ 　マーマレードや砂糖漬けにしてムダなく食べましょう。上門農園の甘夏は、収穫後の防腐剤やワックス・ヘタ落ち防止剤などは使用していないので安心して利用できます。 2011年　鳥獣被害が深刻なため、甘夏の販売はなくなりました。 鹿の届く範囲の葉っぱが食べ尽くされています。(>_<) 残った甘夏は震災支援で東北地方に送られました。

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