今年の産地概況をお伝えします。今年は天候にも恵まれ、今のところほぼ順調に育ってきています。最近の強い風にも負けず、しっかり枝についています。梅は雨と風が多いと病気が付きやすいので、最後の最後まで気が抜けません。また、梅の適期は大変短くて、収穫直前の数日で2倍くらいの大きさに成長します。適期を見逃すと枝から落ちてしまうので、収穫は同じ畑を何回も何回も回ります。
左の写真は5/10に撮影したものです。これは比較的大きな実ですが、全体的にはやや小粒傾向のようでした。 |
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【5/18現在の作業状況】
今、畑での作業は草刈がメイン。梅の栽培担当者のTAKASHIくんが朝から晩まで必死で草刈しています。あとは梅干用のネット張りなど。
あと10日くらいで収穫開始です。
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上門園の南高梅は全て自家生産。誰がどのようにして作ったのかハッキリわかるのも安心ですね。
☆ここで、上門農園の南高梅のセールスポイントをまとめると、
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梅の最高級ブランド『紀州南高梅』 |
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種が小さめ、皮が薄くて肉厚です。(南高梅の特徴でもあります。) |
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梅干や梅酒にした時のまろやかさ、奥行きが違います。(しそ梅干をその道のプロに食べてもらったら、梅自体が良くないとこの味は出ないと言われました。) |
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慣行栽培の3から4割減程度の減農薬栽培です。 |
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除草管理は基本的に草刈と草生栽培。除草剤は使用していません。 |
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と、こんなところでしょうか。梅は他の果物とは違ってすぐには食べられないので、良いか悪いか判断するのが難しいと思いますが、今までのお客様や市場関係者はじめいろんな人の話を聞けば聞くほど自信を持ってお勧めできるものだと再確認しております。
今のところ関東・北陸方面に出荷する予定ですので、『上門農園』の南高梅を見かけたらぜひ買ってみてください。 |
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇申(さる)年の梅◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
昔から「申年の梅は体に良い」と言われます。平安時代の西暦960年に京の都で疫病がはやり、病にかかった村上天皇が梅干入りのお茶を飲んで救われ、それが申年に漬けられた梅干だった、というのがこのことわざの起源といわれます。
手作りの梅干なら、申年に限らず病気など悪いことが「去る」効果は本当にあると言えそうです。民間療法にも「梅は三毒を断つ」という言葉があり、梅が持つといわれる抗菌、殺菌、解毒、整腸作用のほか、代謝や血流を良くして体を元気にする作用がある、ということを説いた昔の人の知恵です。
今年は申年、12年に一度の縁起物です。今まで漬けたことのない人もある人も、さあ、梅干を漬けてみましょう!! |
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はたして『南高梅』情報第二弾があるかどうか分かりませんが、今回はこれにて・・・
by HIRO
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