まだまだ小さな南高梅の実。 |
今年の上門農園の南高梅は、例年よりも気温が低かったせいか、ここ何年かではもっとも遅く花が咲きました。
和歌山では3月に雹(ひょう)が降り、まだ小さな実が落とされたり、傷をつけられたりと、かなりの被害があったようです。しかし当園の梅畑のある地域では比較的被害も少なく、平年並みの収量を予想しています。
ただ、やはり生育は一週間ほど遅れているような感じです。
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当園の梅畑では、なんとか除草剤を使わなくて済むようにと、色々と試行錯誤をやってきました。昔ながらの段々畑もあるので、人手による草刈だけでは毎年壮絶な作業となっていました。
そこで、草生栽培をやろうとして、ダイカンドラやナギナタガヤなど試してきましたが、今ひとつ梅畑とは相性が良くありませんでした。
今年は『ヘアリーベッチ』というマメ科の牧草の種を撒いたところ、生育が非常に良く、他の雑草を良く抑えています。 |
段々畑を覆うヘアリーベッチ。 |
当園の『しそ梅干』を食べた東京のお客様からは、「40年間自分で梅干を漬けてきたけど、こんなに美味しい梅干は食べたことがない。」というお電話をいただきました。
梅の栽培から加工まで、一貫生産の当園だからこそできる小さなこだわりの積み重ねが、隠れた味の違いに繋がっているのではないでしょうか。
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小さな紫色の花をつけたヘアリーベッチ。 |
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と、ウマくまとめたところで、さらにおまけです。
ナギナタガヤの試験区画の4/23の様子。 |
(おまけ)
こちらは『紅俺ん路みかん』の畑のナギナタガヤ試験区画。種の追い撒きもしていないのに、みごとに雑草を抑えています。
遠くから見ると、寝転んだら気持ち良さそうですが、実際にやると非常にチクチクします。←やったのかよっ!! |
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