『1本に50個のみかんを使用!!』のように、たまに他のみかんジュースの宣伝で、その個数を自慢するようなものを見かけますが、同じ量の果汁を作るのに使用するみかんの数が多い方が、質の良いみかんジュースなのでしょうか? |
同じ量の果汁を作るのに使用するみかんの数は、 |
●小粒みかんばかりを搾汁していると、その個数は多くなります。 |
●皮が厚く、果汁の少ないパサパサした質の悪いみかんを搾汁すると、その個数は多くなります。 |
●当園の紅俺ん路みかんジュースのように、外皮をむいて搾るパルパー方式では、皮が薄く果汁の多い、高品質のみかんほど、搾汁率は高くなりますので、その個数は少なくなります。 |
●皮ごとみかんを圧搾する(押しつぶす)搾汁方法の場合のみ、あまり強く搾りすぎると皮の苦味や油分がたくさん混入します。したがって、この場合は使用するみかんの個数が多いほど、弱い力で搾ってその混入を減らしたと言うことですので、品質の良いジュースなのかもしれません。 |
最後の圧搾の場合でも、弱く搾って残りの果汁は捨てているだけですから、その個数分の栄養素が入っているわけではありません。
ということで、使用するみかんの数が多いのは、決して自慢するようなことではないのです。
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